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ねずみの初恋869円
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この世界には、どうしても触れてはいけないものがあります。 ……いえ、触れてしまったが最後、二度と戻れない場所と言った方が正しいかもしれません。
今回ご紹介するのは、そんな「禁忌」に足を踏み入れてしまった二人の物語です。
本日のご紹介:『ねずみの初恋』
物語の主人公は、「ねずみ」と呼ばれる少女。 彼女は幼い頃からヤクザの手によって「殺し屋」としてのみ育てられてきました。人の温もりも、愛という感情も、何一つ知らないまま。
そんな彼女が出会ったのは、あまりにも平凡で、眩しいほどの純粋さを持つ青年・碧(あお)。 殺伐とした日常しか知らなかった彼女にとって、碧と過ごす穏やかな時間は、きっと人生で初めて触れる「光」だったはずです。
二人は恋に落ち、ささやかな日常を積み重ねていきます。 しかし、現実はどこまでも無慈悲です。彼女の背後には、かつての血塗られた過去と、息を潜めていた「魔の手」がすぐそこまで迫っています。
ただ純粋に、誰かを愛したかっただけなのに。 その願いさえも許されないのかと、胸が締め付けられるような切なさが漂う作品です。
Mimiの視点:この物語の深みについて
個人的な感想を少しだけ。 この作品の残酷なところは、ねずみが碧と過ごすことで、人としての「痛み」や「感情」を知れば知るほど、逆に自分の置かれている絶望的な状況が鮮明になっていくという点です。
幸せを噛みしめるたびに、それが壊されるカウントダウンが進んでいくような……。そんな張り詰めた緊張感の中で描かれる「初恋」の脆さと強さは、必見です。
興味がある方は、ぜひ「DMMブックス」でチェックしてみてください。 大瀬戸陸先生が描く、美しくも残酷な世界観に浸ってみるのも悪くない選択だと思います。
それでは、また。
Mimi


