【本日の一冊】他人が「姉妹」に変わる、微熱を帯びたファーストステップ。『新米姉妹のふたりごはん』

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皆様、ごきげんよう。Mimiです。

慌ただしい日々のノイズから少しだけ離れ、静かに心を整える時間。そんなひとときに寄り添う、とっておきの一冊を本日はお持ちいたしました。

本日のご紹介:『新米姉妹のふたりごはん』

 著者柊ゆたか

 配信元DMMブックス

両親の再婚により、突然姉妹となったサチとあやり。 目つきの鋭いあやりに対し、サチは物怖じし同居生活に大きな不安を感じてしまう。 そんな時、海外出張中の父親から届いた荷物は、なんと生ハムの原木で……。


氷を溶かすのは、いつだって一皿の料理

突然始まった、見ず知らずの誰かとの共同生活。 心の距離をどう測ればいいのか分からず、冷たい緊張感が走る部屋。……悪くないシチュエーションです。サチが不安を覚えるのも無理はありません。

しかし、そんな二人の関係性を劇的に変えたのは、まさかの「生ハムの原木」でした。

父親の突飛な贈り物に戸惑いながらも、共にナイフを入れ、同じものを口にする。その瞬間から、静かに、ですが確実に二人の境界線が溶けていくのが心地よく描かれています。

料理というものは不思議ですね。言葉を尽くすよりも雄弁に、人と人との距離を縮めてしまう。

目つきが鋭く不器用な「あやり」が魅せる料理への情熱と、それを美味しそうに受け止める「サチ」。 ただの日常系と侮るなかれ。そこには、非常に美しく、洗練された「食を通じた絆の構築」が描かれています。

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冷えた心を少しだけ温めたい夜に、いかがでしょうか。 DMMブックスにて、いつでも貴方をお待ちしているようです。

それでは、本日はこの辺で。微睡みの良い夜をお過ごしください。

Mimi