【本日の一冊】「友情」という名の処刑場。やり直すたびに壊れる日常の正体『はっぴぃヱンド。』

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こんにちは。Mimiです。 気まぐれに、最近触れた作品について少し話をしようと思います。

本日のご紹介:『はっぴぃヱンド。』

皆さんは「幸せ」という言葉をどう定義しますか? 温かい家族、楽しい友人、平穏な日常。もし、そのすべてが「予定調和」の舞台装置に過ぎないとしたら。

物語の舞台は、田舎へ転校してきた少女・茜の日常から始まります。そこで彼女が手に入れたのは、かけがえのない友人たちとの何気ない日々でした。しかし、その幸せはあまりに脆い。

「学級日誌を書かなかった」――たったそれだけの些細な理由で、彼女は友人たちから惨殺されます。そして目覚めると、そこは転校初日の朝。


よくあるタイムリープものかと思いきや、物語は予想を遥かに超えた方向へ舵を切ります。 やり直すたびに、昨日まで笑い合っていたはずの友人たちの顔が歪み、豹変していく。なぜ時間が戻るのか。なぜ彼女たちは茜を狙うのか。

逃げ場のない田舎の閉鎖空間で繰り広げられる、精神を削り合うようなサスペンス。優しげなタイトルの裏に隠された、毒々しいまでの狂気を感じてみてください。


友情という名の甘い蜜に溺れ、気づいた時には逃げられない――。

もしあなたが平穏な日常に少し飽きているなら、この作品はちょうどいい「劇薬」になるかもしれません。ページをめくるたびに崩壊していく日常の音を、ぜひ体感してみてください。

それでは。また気が向いたときに。

Mimi