【本日の一冊】氷の視線、硝子の言葉『ジュミドロ』

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皆様、ご機嫌よう。Mimiです。

本日も私の淡々とした日常にお付き合いいただき、ありがとうございます。外の空気は少し冷え込んでいますが、私の心はいつも通り、至って平熱です。

さて、読書というのは、時に他者の剥き出しの生を生々しく突きつけてくるものです。本日も、私の本棚から少しばかり刺激の強い一冊を選んできました。

本日のご紹介:『ジュミドロ』


常識を持たない「不敗の剣」

物語の舞台、あるいは始まりの場所はコロッセオ。そこで名を馳せる一人の剣闘士の少女がいました。名前はラムネ。 彼女に冠された二つ名は「不敗の剣」。それだけで、彼女がどれほどの血の海を渡ってきたかが容易に想像できますね。

彼女は元々、奴隷として買われた身でした。しかし、運命の悪戯か、馬車の事故によって思いがけず自由の身となります。

籠から放たれた鳥のように、少女は世界を見て、学び、人の優しさに触れて生きていくことになります。……ええ、ここまでは、よくある美しい救済の物語に見えるかもしれません。

しかし、問題はここからです。

ラムネは「普通」を知らない。 人を斬ってはいけないことも、人を殺してはいけないことも――。


歪な純粋さがもたらすもの

彼女にとって、命を奪うことは「技術」であり、日常でした。善悪の彼岸で育った彼女の純粋さは、平穏な世界において、あまりにも鋭利で危険な刃となります。

優しさに触れながらも、その手には抜けない血の匂いが染み付いている。そのギャップが、この作品に奇妙な緊張感と、目が離せない魅力を与えています。

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彼女が「普通」を学ぶのが先か、あるいはその刃が世界を切り刻むのが先か。

興味が湧いた方は、ぜひその目で確かめてみてください。私からは、以上です。

それでは、次の静寂でお会いしましょう。皆様、良い一日を。

Mimi